彼女がいると分かっても


やっぱり諦められなくて

好きだった。




そんなある日、

初めてあなたと

いっぱい喋れた。


スゴイ笑った。


目を見ていられた。




たったそれだけだったけど

あたしにはとてつもない

幸せだった。




そして――…


初めてあたしを

"名前"で呼んでくれた。




その日はそれだけでは

終わらず。




…席替えで、隣にもなれた。


…――もう、最高な一日。




こんなこと、

日常的かもしれない。


けど、女の子なら誰でも




好きな人と話せたら


近くになれたら


名前で呼ばれたら


笑いかけられたら




とてつもなく、

嬉しいと思う。




こんなハッピーデー。




アナタと毎日

こうでありたい――…。











-end-