「り…り…莉畝!! 似合いすぎ!! 男のオレから見ても惚れちまいそう!!!!!!」


なんて言った唖稀。


「ホント、似合ってるよ。 その辺の男よりもカッコイイよ」


ニコニコと胡散臭い笑顔を浮かべながらそんなことを言った屡季。


「莉畝ー!!!!!! 似合いすぎだ!! てかホストになれるんじゃねぇか?」


失礼窮まりない、嬉しくないことをグサッと言ってくれた浬玖。


ホストになれるとか…普通に嬉しくないってんだよ!!


女だよ、オ・ン・ナ!!!!!!



鋭く浬玖を睨むと…


「「「キャー!!!!!!」」」


なんて黄色い悲鳴みたいなのがあがった。


何事!?と思い辺りを見渡すがクラスのみんな以外誰もいないし………。


んん?と首を軽くかしげるとまた黄色い悲鳴みたいなのが聞こえてきた。


一体、クラスの女子に何が起こってんの?



怪訝に思いながら1番まともに答えてくれそうな唖稀に聞いてみることにした。


「ねぇ…なんで女子、こんなに騒いでんの?」


すると唖稀はため息を零し


「天然鈍感無防備………」


と言われたのだった━━━…。