そんなアタシを見て神崎くんは
「あれ?口が良かったの?」
なんて本気で聞いてくる。
「けけけけ、結構ですッ!!!!」
一気に真っ赤になった顔が
神崎くんに見られないように
顔だけ神崎くんから背けた。
アタシはするっと神崎くんとベットの
サンドイッチ状態から抜け出して
「ご飯もうすぐだよ!?
あと、コレ!!潤くんが!!!」
さっき渡された本を
ベットに置いてアタシは
神崎くんのいる部屋を出た。
「…ふっ、やっぱり
口にしときゃあ良かった」
神崎くんがそう呟いてたなんて
アタシは知る由もなくて…
林田くん達がいる部屋に帰ると、
さっきまでの言い合いを終わらした
林田くんと和羅くんがテレビを見ていた
「ぁ、オィ!!
藤田、お前なんか
顔赤くねーか!?」
林田くんにつっこまれた。
「そ、そーかな!?
あ、あ暑いんだよ!!!」
急いで言い訳を探すけど、
「今、室温22℃だね」
すかさず和羅くんが言う。
「藤田、暑がりかよ!!!」
「ちち違うよ~…」
ダメだ。
アタシってこんなに
嘘下手だったっけ?

