「あれ愛子ちゃん一人?碧唯は?」



昭義くんがアタシを見た。







「ぁ、碧唯なら…

「寝る筈だったのに
騒がしくて起きた」



碧唯はアタシの後ろに立っていた。







まだまだ不機嫌なまま。







「あー、それは悪い。
けど、いつにもまして不機嫌だな」



昭義くんも感じたみたい。








「あ~、梶谷亮が来た」








「「「「は!?」」」」




サラッと碧唯は言ったけど
不良くんたちはビックリしている。






「別に、たいした事じゃ
なかったんだけど俺らのに
従うからって言いに来て…」





「そうか。それなら良かった
意外と勢力拡大に俺らも焦ってたし」







不良の世界にも
いろいろあるんだな~。