「夢斗くんはどうして
ここに来るようになったのかな…」
見た目は本当に普通の中学生なのに。
「碧唯だよ。
僕は前から碧唯と連んでたから、
夢斗はそれを知って俺に頼み込んで
仕方ないし連れて来たのがキッカケ」
夢斗くんも碧唯に憧れてる人の一人か…
「アンタは何で碧唯とよくいるの?
碧唯が嫌いとかだって聞いたのに…」
「そう!!!最初は大嫌いで、
喧嘩売るような事もしたけど。
アタシはただ単に碧唯を不良って
カテゴリーに閉じ込めてただけで
碧唯自体を見ていなかったから。
最近、少しずつ碧唯を
見るようになって不良って
悪くないのかも、って思えてきた!!
勿論、アタシがそう思えるのは
碧唯が総長のこのチームだけ!!」
「アンタ碧唯の事好きなんだ?」
「ッ!!!!!
だ、誰にも言わないでね!」
「分かってる、
僕が見る限り碧唯もアンタを…」
「へ?」
「いや、何でもないよ」

