「早く入ろっ♪」
美鈴が言うと私たち音楽室へ入った。
ほとんど人が集まっていてみんな大声で喋っていた。
「うるせー笑」
「本当、みゆの声とかも微妙にしか聞こえないよ笑」
美鈴と亜美と私は笑って話した。
ギー。
ドアが開く音の方を見た。
『…えっ?ま、まじですか…』
中に入って来たのは…
大野。
運命とかなんとかって勝手に私は思った。運命なはずがないのに。