「は、なに。アンタこいつと付き合ってんの?」 妹さんは顔色を変えた。 「お前の恋人はお兄ちゃんだろ!お兄ちゃんがいなくなったからって違う男つくってんじゃねえよ!」 妹さんは泣きながら言った。 その通りかもしれない。 私は、リョウがいなくなった寂しさに耐えきれず、ハルキを求めてしまったのかもしれない。