「ほら、明日、淳、誕生日でしょ? 白組が負けてたら盛大に祝えないから今日、お祝いしましょ」 我が母ながらなんとも適当だ。 誕生日なんてその日じゃなきゃ意味ないのに。 それでも誕生日を祝ってくれる人がいるのは嬉しい。 「大丈夫。 絶対勝つから」 俺は、笑いながら言った。