入学式の始まっているであろう体育館から方向転換をして、中庭へと足を進める。





「・・・せまっ」

(↑ 失礼)





実はこの高校、普通の公立高校なんです





『極道娘の来るような学校じゃないんだけど、

まぁ素性を隠せばなんとかなるだろう』





なんて親父が言うもんだから。




がさつで口の悪いユウさんは封印して、

清楚でオシトヤカなユウちゃんで登校することになった。






「友達、できるかな~

ってか、今までできたことねぇからな」






オシトヤカverで小中と頑張ってみたけど、1年ともたなかった。


ばれた途端、友達だと思ってたやつらは離れていきやがったし。





「なぜ人は過ちを繰り返すのだろうか…」






・・・おっ、ちょっとカッコイイ事言ったな。





「・・・ププッ!!」

「??!」