翔が7歳、家族で懸賞で当たったクルージングに行った時だった。今まで見たこともないくらい大きな豪華客船に翔も両親も興奮していた。翔は船内を探検しようと両親の目を盗んで一人で行動していた。
そして甲板に出、手摺に登り海を眺めていた。