あっという間に１週間は過ぎ今に至る…

『うそでしょ…』

校舎に入ると…
どこを見ても男子だらけ…

しかも視線が痛い…
『私…どこか変なのかなぁ』
私は近くの窓で自分の服装や髪型を確認した

『んー…特に変じゃない…』
もしかして似合わないとか
少しの間窓に映る自分とにらめっこをしていたら…
　「ね〜君こんなとこでなにしてるの」

「暇なら俺たちと遊ばない?」

うわぁ〜…
いかにも遊んでますっていう感じのチャラチャラした男子が話し掛けてきた

「ね〜聞いてる?今から遊ぼうよ〜」

そういいながら肩に腕を回してきた…
『結構です私職員室に行くので…』

って言っても離してくれない
『もう…離してくださいって』

パシッ…

『…?』
よく見ると…
私の肩に腕を置いてたチャラ男の頬が見事に手形がついていた…

『うわぁ…痛そう…』

そう呟くとチャラ男は凄い形相でにらんできた…
こわっ…

「てめ〜がやったんだろ女だからって容赦しねぇよ」

そういうとチャラ男は拳を振り上げた…

やだっ…あまりにも恐くて目をつぶった

バキッ…
「うわっ…」

バキッ…?
不快な音とともにチャラ男のうめき声が聞こえた…

恐る恐る目を開けると…
目の前でチャラ男たちはノックアウト…

『何で?』
もしかして…私がやったの?

「なぁ…」

でも、私殴った覚えないし…