流れ橋

わたしは、二人よりも早く駅に着いた。

電車は、まだ到着していない。駅のホームには、帰りの電車を待ってる学生が、まばらにいる。

わたしは、ホームのベンチに腰をおろした。
めずらしく今日は、風が吹いていて、心地よい涼しさだった。

ホームからは、学校の近くの山が見える。

この試験が終わる頃に、あの山では、キャンプ場が開かれ、人がたくさん来るだろう。

キャンプ場の近くには、滝がながれていて、ちょっとした観光スポットだった。

滝開きは、もう始まっているらしく、滝の周囲では、ソーメン流しを楽しんでいる人達がいるだろうなと想像してみる。

わたしは、さっきの怒りがだんだん引いてくるのを感じていた。

なんだか、めんどくさいことになってきた。わたしは、どうしたらいいのか分からなくなっていた。

今回のメインは、朋子と先輩だ。わたしたちは、あくまでオマケに過ぎないのに。

なんだか、変な展開になってきた。