私はアダルトチルドレンなんだ



その言葉を知り、一度カウンセリングに行こうと決めた。


佐藤さんにもその事を話し、次の休みにでも行ってみようという話になった。




これで私はこの生き辛さから抜け出すことができる。



やっと普通になれる。



もしかしたら
母もアダルトチルドレンなのかもしれない。



もしそうなら

母もそれに気づけば少しは変わるのかもしれない。


母も幸せになれるのかもしれない。



私と母の未来は

まだ真っ暗と決まったわけじゃないんだ。



昨日まで苦しかった気持ちが嘘のように晴れていった。




これから先

もう少し頑張ってみようと思った矢先。


目の前を深い霧で覆われることとなる。