母に電話で嫌味を言われる度縁を切りたいと思った。


しかし電話を切ってしばらくするとやっぱりそれは出来ないとその繰り返し。



それがしばらく続いた。


その間、私は母に何度もまた歩み寄ろうとしていた。



言葉を選び母のプライドに、母の怒りのツボに触れないよう理解しあいたいと話した。

けれど母はいつもそういう話をすると電話を切る。


私の事がうざとかったからか。



そして私はそうする事によってどんどん生き辛くなってゆき昔のように夜、浩人が眠った後一人で泣いたり、過呼吸になって病院に運ばれたりしていた。



そこで医者に何かストレスになるものがあるはずと言われた。


その原因が何かは充分わかっていた。



しかし、精神科に行く事で何か変わるわけでもないだろうと勝手に決めつけ、精神科の病院やカウンセリングに行くことはしなかった。