本当はずっと昔から心のどこかでわかっていた。


私は母の事を物凄く憎んで、恨んでいる。


しかし


それ以上に母の事を愛している事。



母に愛されたいとずっと思い続けていた事。


心のどこかに隠していたその感情を自分でどうにか消そうとしてきた事。



わかっていた。


だからいざとなると言えなかった。



私は母を捨てることはできない。



一生、このまま

母から逃げられない。