それからっだった。

電話が来る度だ。



いつ帰ってくるんだ

私を養ってくれ

もう仕事を辞めたい

もう修平と雄太の学費を払いたくない

私ばっかり辛い思いをしている

私が不幸なのは周りの人間のせい

家は建てないのか?

はやく楽をさせろ

子育てはできているのか

あんたの子供だからろくな人間にはならない

私の苦しみをあんたも味わうんだ





それを1週間に一度のペースで聞かされた。


そして仕事で嫌な事がある度電話の向こうから私にやつあたりしてきた。