家に帰る日。
私は母の車で祖母の病院へ向かった。
無菌室という事でまだマスクのできない浩人を病室に入れるわけにもいかず、私は10分だけ母に浩人を預けて祖母の病室に入った。
祖母はちょうどお昼ご飯の時間で、祖母のお姉さんが来て祖母に流動食をあげていた。
3回程口に含み、もういらないと首を横に振った祖母の横に座る。
「今日帰るよ」
耳の聞こえが悪くなった祖母の耳に口を近づけて言うと、祖母はゆっくりと口を開く。
しかし、声が掠れ上手く喋ることができなくなり何と言っているのか聞き取れない。
何度か聞いて漸くわかった。
「浩人は今、お母さんに見てもらってるんだ」
浩人に会いたかったのか祖母は浩人は?と聞いてきたのだった。
私は母の車で祖母の病院へ向かった。
無菌室という事でまだマスクのできない浩人を病室に入れるわけにもいかず、私は10分だけ母に浩人を預けて祖母の病室に入った。
祖母はちょうどお昼ご飯の時間で、祖母のお姉さんが来て祖母に流動食をあげていた。
3回程口に含み、もういらないと首を横に振った祖母の横に座る。
「今日帰るよ」
耳の聞こえが悪くなった祖母の耳に口を近づけて言うと、祖母はゆっくりと口を開く。
しかし、声が掠れ上手く喋ることができなくなり何と言っているのか聞き取れない。
何度か聞いて漸くわかった。
「浩人は今、お母さんに見てもらってるんだ」
浩人に会いたかったのか祖母は浩人は?と聞いてきたのだった。


