「誰のおかげで生きてきて結婚できて子供を産めたと思ってるんだ。一人で生きてきたような顔してふざけるなよ!!おまえは散々迷惑かけてきて挙句の果てに最後は親まで捨てるのか!!」




何と言われても耐え抜かなければいけなかった。


浩人を守るため。


しかし流石の祖母もこればかりは反対した。



どうしてそんなところまで行かないといけないのか、もう少し近くの県じゃダメなのかと。



祖母も行ってほしくないと言った。


勿論そうだ。私だって祖母と離れたくはない。


だけどこれは自分の家庭を守るためだと自分に何度も言い聞かせ、母と祖母にもう決まったことだからとそれ以外口にしなかった。