自分の育った環境が当たり前ではないという事に



機能していない夫婦の元にいたという事に




大人になってやっと気づいた





お父さん


私はずっとあなたに希望を抱いていた



あの日くれた小さな愛をいつかまたと



しかし、あなたの心は私にはなく


母にもなく、兄弟にもなく


あなた自身にしか向けられていないという事をこの時知りました。






お母さん



この時のあなたの言葉に深く傷つきました


しかし、あなたが私の知らぬところで

深く根を張った傷を追っていると知らなかったからです






すべては時が過ぎて気づくもの




この時既に



夫婦という形も


家族という形も



跡形なく粉々になっていた





どんなにはやく気づいていたとしても




きっと未来は変わらなかった




そう



これはきっと私達家族の運命