「その体と顔、大丈夫なの?」


「ああ。大丈夫だよ明日病院に行ってみる。」


「駄目だよ今行かないと。お金ないなら出すから今から行って」


「わかった」


「あと、お母さんにはなんて言うの?」


「お母さんにはお父さんから話すからおまえは黙っていてくれ」


「早く言わないと、自分が苦しいだけだからね」


「わかってるから、言わないでくれよ」


「うん」


「今日はとりあえず病院行って帰って休んで。またお金の事は朝電話するから」


「あぁ。」



私は自分の財布から2万円を出して父に渡した。


この時父の所持金は500円にも満たなかった。