レギュラーになって、夜のお店で働く人を紹介する雑誌の一面にも載った事からか、一ヶ月後には飲食店の時とは比べものにならないくらいの給料を貰った。



だけどその分、携帯代はとても可愛いいとは言えない額になり、美容代も馬鹿にはならなかった。


お客様は10代から70代前半まで幅広く、
親がお金持ちの学生もいれば、医師や教師、弁護士と各界の人がいた。もちろん父と同じ勤務先に勤めている人が来る事もあった。


車買ってあげるからホテルに行こう。


家を買ってあげるから結婚してくれないか。


希望通りの札束を積んであげるから俺の愛人になってくれ。


そんな人が多くを占めていた。


でも、中には使えるいい人もいた。


今日は1時間しかいられないからラストまでの指名代を払っておくね。


しばらく出張でお店に来れないからその分のお金を渡しておくよ。


お店にお金を払うくらいなら君にあげた方がいいと同伴中にうん十万とくれる人もいた。