『え!?そうなの?さえこに会えると思ってたのに』
いつもなら嬉しいはずの言葉も嘘にしか聞こえない。
「私も会いたかった…ごめんね」
これからどうするかで頭がいっぱいだった。
電話を切って自分の家に帰った。
目が腫れてしまって明日がバイトだからともう泣かないようにアイスノンで目を冷やす。
どうしよう
これからどうしよう
でも、淳は私が知っているとは思っていないし…
まだ浮気かわかんないし…
何より淳と別れたくない…
私は決めた。
まず浮気かどうか確信がつくまでは黙っておこうと。
下手に喧嘩でもして別れたくないし、もし浮気じゃなかったら一人で騒いでバカみたいだと。
けれどきっと、それはあの時私の言い訳。
本当は
この恋だけは、この幸せだけは永遠だと
信じたかったんだ。


