すべてを済ませ、淳と入りの時間が違った私は一人バスに揺られバイト先へと向かった。
クリスマスだけに夕方からはとても忙しく、淳が来ていた事にさえ気付かない程だった。
夜9時に淳と一緒にあがり、バイト先を出て食事をしに行った後は、淳の家でゆっくりしていた。
プレゼントを渡すタイミングを見計らっていた時の事だ。
「さえこごめん!」
突然謝ってきた淳に驚きながらもその顔を上げるように言った。
「今月交通違反で捕まったし、バイト入る日が少なくてプレゼント買えなかったんだ」
「なんだー。びっくりした、いいよそんな事気にしなくて」
以前のクリスマスに辛い事があっただけに、最悪の事態ではないのかと私は胸を撫で下ろした。
「いや、でもせっかくクリスマスなのにさ」
「いいって。一緒にいられるんだから」
「でも…」
「じゃあ…来年はケーキ買って?おっきいやつ」
どんなに高い物よりも、一緒に過ごせるその時こそが最高のプレゼントだと思った。
クリスマスだけに夕方からはとても忙しく、淳が来ていた事にさえ気付かない程だった。
夜9時に淳と一緒にあがり、バイト先を出て食事をしに行った後は、淳の家でゆっくりしていた。
プレゼントを渡すタイミングを見計らっていた時の事だ。
「さえこごめん!」
突然謝ってきた淳に驚きながらもその顔を上げるように言った。
「今月交通違反で捕まったし、バイト入る日が少なくてプレゼント買えなかったんだ」
「なんだー。びっくりした、いいよそんな事気にしなくて」
以前のクリスマスに辛い事があっただけに、最悪の事態ではないのかと私は胸を撫で下ろした。
「いや、でもせっかくクリスマスなのにさ」
「いいって。一緒にいられるんだから」
「でも…」
「じゃあ…来年はケーキ買って?おっきいやつ」
どんなに高い物よりも、一緒に過ごせるその時こそが最高のプレゼントだと思った。


