その自信のなさからか、私は洋服や化粧品、美容院と自分に沢山お金をかけるようになっていった。毎月給料の半分をそういった物に当てた。


それでも、どんなに綺麗に着飾っても自分に自信は持てなかった。


冬になる頃、朝と夜に連続してバイトに入り給料も増え安定してきた事もあって、私は父に自分でお金を払うという約束で携帯を買った。


もちろん1番最初に電話したのは淳で、これから毎日メールや電話で繋がっていられるという安心を得る事ができた。


バイトの時間も夜は淳が終わるまで待ち、一緒に帰って休みは必ず一緒に過ごしていた。


淳の家には新しい家具が揃い、頻繁に出入りする私の物も色々と置いていた。