「疲れたー」


「お疲れ様」


「ねぇ今日大学の友達に誘われたんだけど一緒に行かない?」



「え?どこに?」


「いや、わかんないけどドライブとか」


「何人来るの?」


「1人だけだよ」


「じゃあ行く」


「じゃあ俺電話してくるわ」



俊は目の前で煙草に火をつけ携帯を片手にベランダに出た。



「少ししたら来るって」


「わかった。じゃあ化粧しようかな」



丁度準備が整った頃、マンションの外で車のクラクションの音が響き、私は荷物を持ち俊と家を出た。