「寝言で帰りたくないって言ってたよ」



「あ…そうなんですか…」



「今日も俺達一緒にいるんだけど行くとこないなら一緒にいる?」



どうするか迷った。


でも、家に帰るよりはいいと思った。



「いいんですか…?」



「いいよ。とりあえずご飯食べよっか?コンビニのやつばっかだけど」



そう言って男の人は袋に入っていたお弁当やおにぎりを袋から乱暴にテーブルに出す。



何を食べればいいかわからないでいると一人がお弁当とカップラーメンをくれた。



「沢山食べて」



「ありがとうございます。」



みんなでご飯を食べてまたゆっくりする。


私もソファーに座っていると一人が言った。



「お風呂あるから入りたかったら入っていいよ」



夕べお風呂に入っていなかった私にとっては嬉しい言葉だった。



「あ、じゃあ…」



何の疑いも持たず、私は浴室へと向かった。