お母さん



あの時の私は


寂しくてたまらなかったんだ。



苦しくてたまらなかったんだ。


心をゆっくり置いて
休める場所がなくて。




すべてをあなたのせいにして楽になりたかった。



あなたが憎くてたまらなかった。



でもね



大人になってやっとわかったよ。


やっぱり私はあなたに愛されたかった。


必要とされたかったって。



ごめんね。

お母さん。


私もあなたを沢山傷つけた。


ごめんね。


お母さん。




どうして私達はあんな風になってしまったんだろうね。





互いを傷つける事しかできなかった私達には必要な道だったのかな。



今でも思い出すと


まだ苦しくなるんだ―――――