これで…終わりだ……
南沢はふらふらになりながらもテーブルに転がった3本の指を右手で拾い上げ、窪みに埋め込んだ。
すると窪みの上のLEDが緑色に点灯した。
もはや達成感で痛みなど感じない…
ビィィィイイイイ!
00:00:29…
ビィィィイイイイ!
00:00:28…
「……は…早く…。…ゆ……指を…!」
「……や…」
「……え?」
「……イヤ!イヤァアアァア!!」
永澤が突如包丁を振り回して襲ってきた。
「……おい!やめろ!!!」
反射的に避けることはできたものの、部屋が狭いためにすぐ壁にぶつかった。
「…ななな何だよ!!落ち着けよ…!!」
永澤はぶんぶん包丁を振り回してジワジワと近づいてくる。
「……なぁ……落ち着けよ……なぁ!!」
もういつもの永澤ではない。
完全に目の前の獲物を捕らえようとする獣………殺人鬼と化していた…
永澤はタイミングを見計らっているのか、視線を全く南沢から離さない………


