ビィィィイイイイ!
00:02:00…

ビィィィイイイイ!
00:01:59…

ビィィィイイイイ!
00:01:58…



「…お…お…お…お願いだから早くしてぇぇえ…!」

永澤が震えた声で叫ぶ。


二人の体中を刃物で突き刺されたかのような極度の寒さが襲う……



そして新島の冷笑を浮かべた口がまるで時間など気にしていないかのようにゆっくり動き出した…







「……び…」





「…え?」






新島の口からはさらに冷たい言葉が飛び出した…






「…この部屋で必要なのは…











あなた方の犠牲……







…私の大切な人が失った『もの』に対する………犠牲……」


「…ぎ…犠牲……?!」




「………あなた方が気づいた通り、今までの部屋は『協力』が必要……。…協力をすれば誰の命も失わずに済んだ……




いや……





むしろ……










…失ってはいけなかった…!」




「……ど……どうゆうこと……?」