「………はるなちゃん…………ごめんなさい……」

「……俺も……申し訳ない……」


「…もう遅いのよ!!」


バンッ!!




ビィィィイイ!ビィィィイイ!ビィィィイイイイ!





大粒の涙を流しながら新島が目の前の赤いボタンを押すとタイマーの警告音と混ざって大きな音が響き渡った。





目の前のタイマーは3分をきっている……






「……ね……ねぇ!!何が始まるの?!!!」


ガコンッ…!!


スポットライトで照らされた先にはガラス窓の真下に異様な雰囲気を醸し出すコンクリートのテーブル…

壁からは新島の押したボタンを伝うと、テーブルの上に蕎麦を切るような長方形の包丁が2本放り出された……


そして新島の見るテーブルには6つの縦に細長い窪み…




「……な……な……何だよコレ…!!」



ビィィィイイイイ!
00:02:21…

ビィィィイイイイ!
00:02:20…

ビィィィイイイイ!
00:02:19…