妹はビーカーに入った液体を覗き込むなりその液体を傷口に向かってかけた……






シュワシュワシュワシュワ……!!!



『………やあ゛ぁぁああ!!』

皮膚がみるみるうちに溶けていき、激しい痛みとめまいに見舞われた……







『ヒドい……』




その言葉を出すなり呆然と立ち尽くした…







しかし……一体誰が…?


そして何を妹にあげたんだ……?







…………ッ!



今日の授業をハッと思い出す……





化学の時間、教師が興味本位で皆に見せた『王水』と言われる塩酸と硫酸を混ぜてできる劇薬……





講師はそれを金属にかけて溶かして見せた…






それを人間にかけるとどうなるか……?






『…い゛やぁぁあ゛ぁぁあああ!!』

背中にゾクッとするものが通り、気づくと悲鳴をあげていた…






少女の足取りを掴むのは簡単だった…




化学の講師は、『王水』に興味津々の女子学生がいたことを話してくれた…