「……爆発…だ…」
部屋にはデジタルタイマーが時を進めていた…
00:07:37…
00:07:36…
00:07:35…
"X"の犯罪を目の当たりにしてきた桜田は、このタイマーが実験台の人間の寿命を指していることをすぐ悟った。
つまり……
自分もココに閉じ込められたということは………
……桜田の寿命も残り7分であることに等しかった…。
「………ハァ…ハァ………さ……寒い…!」
全身が一気に凍りつく…
そして急激な頭痛……
かなりマズい状況だった……
まるで雪山に素っ裸で寝そべっているような…
体中を痛さと寒さで包んだ……
このままだと死ぬ…ッ!!
……………!
何かに思いつくとポケットから携帯を取り出し、警察に連絡する……
「…………警察です…!……事件ですか?事故ですか?」
冷静な声の警察官が応答した。