目の前のデジタル時計がすぐ目に入ったかと思うと左手に錆びついた階段が二階に向かって延びていた…



00:57:58…

00:57:57…

00:57:56…




あと1時間を切っている…




時計と共にデジタルで温度も記されていた…





-6℃………






さすがに手が凍傷をおこし始めた…





吐息で温めても効果はない……





時間が無い…!







カタン…カタンカタン…カタン……カタンカタン…カタンカタン…



2人の階段を登る音が響く……



周りがコンクリートで囲まれている階段を登りきると頑丈な扉が待ちかまえていた……



「………U…?」

先ほどの部屋にも書かれていたものと同じ赤いペンキで『U』と書かれていた…


「………コレ…イタズラ書きだと思う…?」

「…………というのは……?」
永澤がキョトンとした目で見る。

「…………なんかのヒントじゃないかなぁって……」

「……ん~……」