「…………行くぞ!」

原田の目を見てコクリと頷く……




コンコンコンッ……


「……夜分遅くすいません…!…原田という者ですが………」
扉の先から全く音が聞こえない……



カチャンッ……


「……………!」

原田がドアノブに手をかけるとドアは簡単に開いた…



「………よしっ…!」

そう言うと原田はドアを勢いよく開けて部屋に入り込んでいった。



桜田も原田に続いて入ろうとしたが何か違和感を感じる…




………おかしい…!

電気を暗くして鍵をかけないなんて不用心すぎる…!




そしてふと省電力メーターを見ると、物凄いスピードで円盤が回転しているのに気づいた…




「………警部!待ってください!!」

急いで桜田も中に入った。







しかし………







バチンッ!!


「…ぐわぁぁあああ!!!」


ドサッ!!
ガタンガタンガタンッ…!

突如原田のうめき声と床に倒れ込む鈍い音がした…




「……警部!!!」