＊お前は俺のもの＊

「そういうのは担任に言わなきゃ…」


だって…、


「担任、好きじゃないんだもん…」

「しょうがないわね…」


桃ちゃんはそう言って、あたしにスリッパを貸してくれた。


「貸すのはいいけど、早く上履き見つけなよ？」

「うん、ありがと桃ちゃん」


あたしはスリッパを履いて、保健室をあとにした。