*お前は俺のもの*

「椎花ー!おはよ♪…ってこんなとこで何してんのー?」


朝からテンションの高い蘭も登校してきた。


「ないの…」

「何が?」

「上履き…」


蘭はあたしの下駄箱を見る。


「ホントだ…」

「ま、いいや。桃ちゃんに言ってスリッパ貸してもらう」


あたしは保健室に向かう。