*お前は俺のもの*

あの笑顔は…、

どこにいるか分からない中沢先輩に送ったものだった。

少しでも、あたしに気づいてほしくて…。


「椎花が中沢のこと好きなのは、4月から知ってた。椎花の近く通ると、友達といつも中沢の話してたから」


潮見先輩、前から知ってたんだ。


「それでも、好きになった。椎花のこと…」

「潮見先輩…」