「うん…でも、冗談だと…」

「何で椎花に冗談で『好き』なんて言うのよ」


確かにそうだけど…。


「とにかく、行ってきな?」

「うん…」


蘭に言われて、仕方なくカバンを持って昇降口に向かった。