出会いは確か5歳のクリスマス。 クリスマスプレゼントに 友だちを願った可哀想な娘に 父は同年代の七をプレゼントした。 ≪今日から椎名の友だちの七だ≫ あの頃は私より小さくて 小柄で華奢だった七は 今では私は見下ろされていて 華奢に見えながらもきちんと筋肉のついている 逞しい男になった そしてなにより美しい。 そんな七はいつか私の元を離れてしまいそうで 怖いの。