もしも、世界が美しかったら




その前の日にも、上級生に「調子乗ってんじゃねーよ」って呼び出されたし。


「しかし、小晴たちから告げられた言葉は男の子が予想もしていなかったこと……」

―――玲!俺たちの仲間になってくれ!

―――…………は?

―――だってお前、全然楽しくなさそうじゃん?

―――玲くんは笑ってた方が似合うっしょ!イケメンなだけに〜


「その時は断るつもりだった。俺は一人でいたいんだ。誰にも必要とされない存在なんだって、思ってな……。」

でも………………


―――俺たちには、お前が必要なんだよ。


小晴の言葉に惹かれた。

コイツは、コイツらは俺を必要としてくれる?

母親に産んだ事を謝られた俺を?

父親に人生最大の汚点と言われた俺を?

必要と、してくれる?


―――………分かった。


「男の子が小晴たちと仲良くなるのに時間はかからなかった。そこで男の子は気がつく…自分は友達が欲しかったんだって、独りは寂しかったんだって……。」

毎日の様に他校生とケンカした。

学校に他の学校の奴らが乗り込んできた事もあったし、逆に俺ら乗り込んでいった事もあった。

そのたび警察にお世話になった。