「お父さんは……?」
「知らね。………ま、子供なんてどうでも良いんだろ?」
ヒドイねって呟く相原に、そんなモンだろって答える。
「親戚の所に預けられた男の子は入学早々に学校を転校することになるんだけど………」
転校した学校での出会いが男の子の人生を大きく変えた。
「誰とも関わらない男の子に、一人の男子生徒が話かけてきた。」
そいつはどちらかと言うと優等生っぽいし、俺みたいな奴は嫌いなタイプだと思った。
―――えーっと、碓水玲くん……ですよ、ね??
…………あの時の事は今でも鮮明に覚えている。
「因みに男の子は反抗の意味を込めて小学生の頃から髪は金髪で…その事で高校生や中学生とケンカ三昧の毎日。」
最初はボコボコにされてたけど…あれって慣れが大切なんだな。
小六の頃には高校生と対等にやりあってたし……。
「そいつも自分から話かけて来たくせにビビってたしな……。」
可笑しくて、懐かしくて、少し笑えた。
―――誰だよ、お前?
―――あ、俺は小晴。前河小晴!名前の由来は、生まれた日がちょっと晴れてたから小晴!
―――……聞いてねぇし。
面白い奴だと思った。


