ドナーの心臓との相性が合わないと、このままずっと目を覚まさないかもしれない………。 そう思うと体の芯から冷たくなった気がした。 「愛輝…?」 夏琅の病室に戻る途中…。 隣を歩いていた愛輝が不意に足を止めた。 「どうしたんだよ…?」 「シィー……」 右手の人差し指を唇に当てて、 左手で部屋の中を指差