もしも、世界が美しかったら




「なんじゃそりゃ…」

びっくりした。

その後、他愛もない話をして俺たちは部屋に入る。

入る間際に由輝を呼び止めた。

「俺が絶対に愛輝を守るから!
絶対に幸せにするからっ!」

由輝は目を丸くしたが、にっと見慣れた笑顔を見せた。

「わかった。認めてやるよ。
んじゃ、後は愛輝からも想われる様にガンバれよ」

「わかってる!じゃあな」

「…利玖。俺はお前を応援してるから!絶対諦めんなよー」

「ん、サンキュー!」


そう言って由輝と別れた。




今、思えば由輝はこうなることを予想してたのか?


「ゆ…き………」

なぁ、由輝。答えてくれよ。

呼びかけても答えてくれない。


もう二度と、笑わない由輝。

もう二度と、怒らない由輝。

もう二度と、照れない由輝。

もう二度と、泣かない由輝。

もう二度と――………


「うっ…あぁあぁあああっ!!」



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由輝の死から2日が経った。

あの後、駆け付けてきた涼介たちと共に泣き叫んでいた。

昨日は一日中部屋に閉じこもって一歩も外に出なかった。