もしも、世界が美しかったら




不適に笑う由輝に、俺は目をパチパチとまばたきさせた。

寂し…っ寂しかったって………

俺、由輝に会えなくて寂しかったのか……?

「自覚ねーの?お前、昔っから
ちょっと会わなくて、久しぶりに会うと絶対にイタズラとか怒られることしたじゃん?」

た、確かに……。言われてみればそんな気もする……。

「タバコもそうだろ?」

………………結論。

俺が由輝を理解しているように、由輝も俺を理解しているようだ。


「なー、ゆきー」

「んー?」

「由輝って好きな子いる?」

別に意味なんてない。

なーんとなく聞いてみただけ。

どうせ、いないと…

「いる」

「えっ!?」

俺の反応をみて、由輝はなんだよって笑っていた。

「ダレ!?」

「んー…、愛輝」

「わぉ!マジで?」

「マジで」

って、兄妹じゃん。

まぁ、今さらって感じか。

実はこう見えても、かなりのシスコンだったりする………。

昔からだったけど…今もなんだ。

あぁ、聞いた俺がバカだ。

「ケンカ中だろ?」

「だから?」

何か納得できない感じ。

バカにされてるっつーか…。

「りく」

「なに?」