飽きることなく同じメンバーで
毎日毎日、ふざけてバカやって…でも、どの記憶でもみんな本当に楽しそうに笑っている。
「ずっと、あんな日が続けば良かったのにな……」
夏琅が眠っていることを良いことに、つい溢れてしまった本音。
分かっているつもりだ。
叶わない想いをセリフにしても意味がないことも。
どんなに願っても、別れのときは確実に近づいてきていることも…全部、分かってるよ。
なぁ、神様………。
こうやって大切な人と一緒に過ごすのは、そんなに難しいことか?
なんで夏琅がこんなに苦しまなきゃいけねーんだよ?
やりきれない気持になって、黙って夏琅を見つめる。
小麦色に日焼けしていた夏琅の逞しい腕はもうなくて、今では白く細い腕から点滴のための管が繋がっている。
「ちくしょ……っ」
目の前で苦しんでいる親友がいるのに、安っぽい慰めしかできない自分に腹が立つ。
「……ん…」
「っ」
うっすらと夏琅が目を開く。
俺は慌てて溢れかけていた涙を拭った。
「……ゆき?」
「よ!」
夏琅はムクッと起き上がると、
腕を伸ばして大きく伸びをした。


