バンビ

「レン君さ、カオリかなりショタだから、気をつけなよ。」







えっ?

いきなりミヤコさんがそんなことを言うから、かなりびびった。




なにいってんですかーって、ちょっと冗談交じりに返したけど

ちょっと笑えない・・・


今まで抱いてきたイメージと、そういえばそんなこともあったかも?っていう記憶とが、交互に思い出されて、とっても複雑な気分になったから。





そうなんだ、カオリさんてショタコンだったんだ・・・

だからあの時、僕に声をかけてくれたの?





そう思ったら、なんだか今までずっと大人になりたいって思ってきてたことが、ことごとく裏目に出てた気がして凹んだ。



三人は、その話題をさらっと流して、調子よくドンドン飲んでいた。


しばらくすると、ジローさんとナホさんもやってきて、さらににぎやかになってきた。

ナホさんがカオリさんに、お土産のDVDかなんか持ってきてたりして、それをみんなで見ることになったんだけど、ビトとかも出てるJrのコンサートのやつだったんで男性陣は興味なさげ・・・

僕は、見たこと無かったやつだったんで興味があったけどね。




「そういえばさ、アキラ君今度デビューするんだよ!?」

カオリさんが、そのコンサートの様子を見て、一番好きだっていう子を指差しながら言った。




そいつは、ビトの次ぐらいに背が高くて、顔も整ったかなりのイケメン。

ダンスの切れもよくて、歌も上手だった。




でも、なんかこいつ、見たことあるな・・・





「あ、思い出した。こいつ知ってる!」



思わずそう言うと、カオリさんが知り合いなの?って、興味津々って感じで僕に聞いてきた。



「昔、ビトの付き添いでレッスンに見学に行った時、俺達にいちゃもんつけてきた奴。」