朝起きたら、ベットの隅の方にレンが丸まって寝ていた。

ああ、あのままDVD見ながら寝ちゃったんだな。



テレビの画面からは、リンダに似た女優がアンアン鳴いている映像が未だに垂れ流しになってる。
もう大分明るくなってきたので、つけっぱなしだった部屋の電気とDVDを消した。



まだちょっと早い7時前、今日も学校だな・・・なんてぼんやりしながら、レンをそのまま寝かせておいて、シャワーでも浴びようとバスルームに向かう。



部屋を出てすぐのリビングを通り過ぎようとしたら、ソファーであぐらをかきながら、テレビを見てる親父がいた。

いつのまにきてんだよ・・・



「よう、エイジおはよう!」


たまにしかいないくせに、なれなれしくすんなよとか思いながら、一瞬目があって睨んでやった。
親父はただニヤニヤと笑いかえす。

俺は軽く無視して通り過ぎようとした。



「お前、相変わらず愛想ないな・・・まあいいけど。」



親父は、そのまま何事もなかったように、テレビを見続けていた。





シャワーを浴びたあと、冷蔵庫からペットボトルの水を取り出すと、そのまますぐ自分の部屋に戻った。



「あー頭痛い・・・」


レンはもう起き上がっていて、ベットに座り込んで頭を抱えこんでいる。

初めてであんだけ飲めば、そりゃあ頭も痛くなるわな。


「水飲むか。」

一口飲んだ水を、そのままレンにも手渡すと、奴は一気に飲み干す。


なんか違和感を感じで視線をちょっと下にそらした・・・

ちゅーか、奴のナニが異常に膨らんでいたから。




「お前、見かけによらず凄いな・・・」


笑いながらそう言うと、レンは恥ずかしそうにタオルケットで股間を隠した。



「見るなよー!!しょうがないじゃん、朝なんだから・・・」


なんか、こんなもん持ってんなら、何も心配すること無いかもな?なんてちょっと思ったりして。