「今日だって、あのチーズケーキ食べようとしたら、ビトの分だって怒りまくって取り上げられたんだぜ。」

それだけ愛されてるんだから、そんなに心配すんなよって、ビトの肩を思いっきり叩いてやった。


それを聞いて、そうだったんだって、ちょっと嬉しそうに笑ったビトが、やけに可愛らしかった。

そういうところは、昔っから変ってないや。

雑誌とかで、クールに決めてかっこつけてるより、こっちのほうがずっとビトらしい気がする。


「じゃあ、またくるね!」


そういって、笑顔でバイバイしながら、小走りに帰っていった。



やれやれ
なんかめんどくさいことにならないと良いけどな。



まあ僕も、人のことばっか気にしてないで、彼女とか欲しいな。



何となくぼんやりと考えていたら、友達からメールがいきなりきた。