モモは相変わらず、りんさんと一緒にいそいそと料理を作っては運んだり、足りなくなったお酒を持ってきてくれたり、おじさんたちの接待にこまごまと動いている。


ビトがいたときは、片時も離れたくないって感じに、ずっと隣に座ってたくせに。



やっぱ俺だと、ただの友達だもんな・・・気を使うことないんだろうな・・・なんて思ってるのに、

「モモちゃん、なんか落ち着かないみたいだね?やっぱ。」

なんて、向かいに座るBabyが俺のほうを見て、にやり笑った。




でも、何でそんな風に思うんだろう?

俺はまだモモのことを良く知らないし、そんな風にいわれるとこっちまで意識しちまう。



「もーべべさんってば、余計なこと言わないでよ・・・モモだって色々あるんだから。」

俺の横で、がつがつ食ってばっかいたと思ったら、レンがそんな風に口を挟んだ。


「余計なことって?」


不思議に思ってそう聞き返したら、「それはエイジにはまだナイショ。」なんていつものアイドルスマイルで口の前に人差し指を立てた。



なんだよ、気持ちわりーな。