私は解決の手掛かりが見付かり、ほんの少しだけ未来に希望を抱き始めていた…


私達は薄暗い道を歩きバス停に行くと、北山市行きのバスに乗った。


街中を離れ、境界のトンネルを通る時、ふと窓に映る自分を見て少し笑いかけてみる…

もしかすると、助かるかも知れない。



その時――

少し笑った自分の背後の席に、あの女の姿が映っていたのだ!!

そしてあの女が、前を指差してニヤリと笑った…


私が恐る恐る、指し示す方向を見ようとすると同時に、バスがトンネルを抜けた。


ドン…


突然、車内に鈍い音が響いた。


ドン…

ドドン…


次々と同じ様な音がした――


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